復興割引を活用した北海道旅行でお勧めの名所

先日、北海道で最大震度7の大きな地震があり、宿泊キャンセルなどが相次ぎました。

そのため、北海道地震への観光支援策として復興割引制度が採用されることになりました。割引で通常よりもホテルの宿泊費・北海道への航空費がお安くなるので、気軽に旅行に出かけられるというわけです。

そこで、ここからは復興割引を活用して旅行を考えている方にお勧めの北海道の名所を紹介します。

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夜景がきれいな観光名所

北海道で夜景を満喫したい方に人気を集めている名所が、函館山です。そもそも函館山は、ミシュランガイドブック三ツ星にも選ばれた北海道を代表する夜景スポットとして有名です。函館山へは函館山ロープウェイで行くのですが、展望台からは絶景と言う言葉がぴったりなくらいに美しい街並みを堪能できます。

もちろん昼間に眺めても最高なのですが、特に夜にビルや家々の灯りが一斉に煌めいている風景は絵に描いたような素晴らしさといえます。秋は紅葉・夏は新緑・冬は雪景色など四季によって色合いも変化するので、別の季節に違う雰囲気を楽しめるのも魅力です。

さらに、函館山には地元の食材を使った美味しいレストランがあります。したがって、窓から壮大な夜景を眺めながら食事を楽しむことも可能です。函館山ロープウェイ山麓駅からすぐの場所には、キーホルダーやタオルなどが販売されているお土産屋もあります。

友達や家族などへのお土産として購入してみてはどうでしょうか。

美しい景色が印象的な名所

北海道の中でも有名な名所である洞爺湖にはいくつもの観光スポットがあり、日本を問わず外国からの観光客も楽しませています。中でも展望スポットとして人気なのが、サイロ展望台です。こちらは高い丘の上に立地しているため、洞爺湖を一望できる場所として有名です。

展望台の高さは湖面からおよそ170メートルほどで、美しい洞爺湖を見渡すのにぴったりといえるでしょう。晴れた日に眺めると、湖の中央にある中島・はるか遠くにある有珠山と昭和新山などをはっきりと楽しめます。風光明媚な景色を見ているだけで時間がたつのを忘れられるので、日頃の疲れた心と体を癒してくれるでしょう。

さらに、観光客の間で人気なのが、展望台にある建物の外観です。牧場をイメージさせるような素朴な雰囲気で、建物の前で記念に撮影をしている人の姿が多くみられます。この建物の1階には売店があり、地域の特産物・飲むヨーグルト・チーズ・牛乳などの乳製品が沢山揃っています。

特に飲むヨーグルトはスーパーで売られているものよりもずっと濃厚な味なので、お土産にぴったりです。

雪像が楽しめるお祭り

北海道で毎年2月上旬に開催される「さっぽろ雪まつり」も旅行でおすすめです。そもそも「さっぽろ雪まつり」は、1950年に6つの雪像を地元の中高生が制作したことがきっかけでスタートしました。広い会場に、氷像・世界各国の人がつくる国際雪像・一般市民の市民雪像などが立ち並びます。

その数は200基以上とも言われ、雪像が並んでいる姿に誰もが圧倒されることでしょう。一つ一つの雪像は時間をかけて丁寧に細部まで細やかに表現されているので、まさに白い芸術作品といえます。「さっぽろ雪まつり」では、雪像以外にもスケートリンク・巨大な雪と氷のすべり台・スノーラフトなど北海道の冬を満喫できるコーナーがあります。

子供から大人まで思いっきり自然の中で楽しめるのが魅力です。また、屋内では休憩所や飲食ブースもあるので、美味しいグルメを味わうことも可能です。たくさんの人々が全国から見に来るために常に混みあっていますが、雪像の美しさは素晴らしいです。

なので、思い出に遊びにいかれてはどうでしょうか。

季節を彩る花々が楽しめる名所

美しい自然の花々を満喫できると話題の名所が、利尻島です。ここは、北海道の北部に位置する日本海上に浮かぶほぼ円形の島のことです。最果ての島ならではの高山植物、湖畔を散歩できる沼地など大自然を満喫できることで人気の名所です。

利尻島の中でとりわけ人気なのが、「オタトマリ沼」です。この沼は、日本最北限のアカエゾマツの原生林に囲まれた島で一番大きな沼です。沼の周りには遊歩道が整備されていて、島の固有種のリシリアザミ・エゾカンゾウやヒメウギアヤメなどの花々が咲き誇っています。

美しい自然を眺めながら、水辺の散策を楽しむことができます。それと、利尻島では標高1721mの利尻山を堪能できることも魅力です。特に天気がよくて全く風のない日は、沼の水面に逆さ利尻富士が現れる可能性が高いでしょう。

水面に映し出される利尻山は絶景といっても過言ではないです。インスタ映えスポットとしても有名なので、天候条件が合う日には絶対おすすめの観光スポットです。さらに、利尻島の最南端にある仙法志御崎公園では、溶岩流によって形成された奇岩や怪石などを見られます。

大きな岩が幾重にも重なっている様子は、圧巻の眺めといえます。また、驚くことに公園近くの海には野生のゴマフアザラシが生息しているといわれているのです。日本のほかの地域よりも海の透明度が高いので、風がなく穏やかな日は水面から覗いただけで発見できる可能性が高いです。

そして、最後に利尻島では地域の美味しいグルメを楽しむこともできます。例えば、利尻島産ホタテのバター焼き・縞エビ焼きなどです。ホタテは大粒の貝柱に醤油の香ばしさとバターの香りが混ざり合って、一度食べ始めたら手が止まらないほどに美味しいです。

その他にも、夏には島の名物であるうに丼もあります。濃厚な味が特徴なので、利尻島に行かれた際はぜひ味わってみるといいでしょう。

美しい海が見たいなら

美しい海を見たい方にお勧めの名所が、日本最北の離島といわれる「礼文島」です。こちらの島の海は、南国のビーチを思わせるコバルトブルーで澄みきっているのです。海をのぞき込むと、肉眼で海底が見えるほどに透明度が高いのです。

そして、島にある展望台からは、海を臨む断崖絶壁と弧を描く海岸線が織り成す絶景を堪能できます。目の前で大自然がつくりだした絶景を味わえるので、旅行で訪れてみて損はありません。さらに、礼文島ではおいしいグルメも味わい尽くせます。

新鮮な海鮮丼をはじめ、ウニ入りの味噌を塗って炙った「たこ串焼き」などです。ユニークな料理も多いので、旅の思い出にチャレンジしてみましょう。